【新唐人2014年8月20日】17日、香港では中共寄りの団体が大規模なデモを行いました。民主派が計画する金融街占拠に反対するためです。主催者発表によると、参加者はおよそ20万人でしたが、香港の調査機関の推計では8万人あまりにとどまります。しかも、香港メディアの取材によると、多くの参加者が食事や報奨金などの便宜を受けていました。従業員に参加を強要した中国系の企業もあります。このデモは民意を代表しているのでしょうか。
真っ赤なTシャツに帽子、横断幕が道路を埋めました。これは香港の中共寄りの団体が主催したデモです。
記者
「なぜ参加したのですか?」
香港の芸能人
「会社に求められたからです」
記者
「どちらの会社です?」
香港の芸能人
「STAR Xです」
中国建設銀行・香港支店のある職員は、デモ参加を呼びかける内部通知をネットで暴露しました。彼と同僚が参加を拒んだところ、上司から、行かなければならないと言われたそうです。
また、デモの趣旨を知らずに参加している人もいました。
記者
「『金融街占拠反対」とは何ですか?』」
デモ参加者
「広東語は分かりません」
記者
「『金融街占拠反対』の意味は?」
デモ参加者
「戦争は嫌いです。平和がいいんです」
主催者発表によると、17日に行われた、金融街占拠に反対するデモには20万人近くが参加しました。しかし、デモは本当に民意を代表しているのでしょうか。実は報奨金に釣られて参加した人も少なくありませんでした。
香港メディア記者
「私とカメラマンは250香港ドルです」
デモ参加者
「たった200?みんな300~500はもらってます」
報奨金の額でトラブルになる場面も見られました。
「私は380香港ドルです。全員350香港ドルよ」
中共寄りの団体は、現金や食糧・油など金品の支給から、食事の提供、無料の送り迎えまで、あらゆる手を使って、参加者を動員しました。ただ、彼らの政治的立場までは調査できなかったようです。
記者
「民主派の金融街占拠を支持しますか?」
デモ参加者
「はい」
記者
「なぜですか?」
デモ参加者
「香港人として当然です」
記者
「これは占拠反対のデモですが…」
デモ参加者
「はい」
今回のデモの参加者数について、警察は、7月1日に行われた民主派のデモを超えたと発表しました。しかし、同じ時刻の同じ場所の画面を分析すると、ちょうど逆のようです。警察は政府と結託し、デモの人数を水増ししている可能性があります。
早ければ8月末に香港の政治改革枠組み草案が通過します。この肝心な時期に、民意は何を望んでいるのでしょう。
今回のデモを見れば、その答えは見えてきそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/19/a1131403.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/尹)